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一口馬主 競馬 血統

ダノンプレミアムについて

 ダノンプレミアムが種牡馬として繫養されるアロースタッドに2021年9月10日到着したニュースを目にした。ここ最近は多忙でゆっくりとブログも書けなかったが幸い本日は時間がありそうなので書き連ねている。ダノンプレミアムの種牡馬としての可能性を自分なりに分析する。

 ダノンプレミアムは父ディープインパクト、母インディアナギャル、母父Intikhabという血統。Hail to Reason 4 x 5、Danzig 5 x 4、Northern Dancer 5 x 5のクロスを持つ。競走成績は15戦6勝、2017年サウジアラビアロイヤルカップ1着、2017年朝日杯フューチュリティステークス1着、2018年弥生賞1着、2019年金鯱賞1着、2019年マイラーズカップ1着、2019年天皇賞秋2着、2019年マイルチャンピオンシップ2着、2020年クイーンエリザベスS3着が主な成績。1,600m~2,000mで勝ち鞍が多い。母父Intikhabは日本にも強烈なインパクトを残したスノーフェアリーの父として名をはせている。2016年凱旋門賞を勝利したファウンドの母父としても知られる。東サラ民にはなじみのあるパイタの父でもある。母インディアナギャルは芝1,400m~芝2,400mまでコンスタントにこなした馬で46戦6勝とタフだった。

 ミッキーアイルの考察でも記載した記憶があるがディープインパクト×デインヒル持ちは距離適性がやや短くなる傾向がある。マイルまでが限界となってしまう馬も多い。ダノンプレミアムと同じ配合(ディープインパクト×母馬にデインヒル持ち)の馬にはミッキーアイル、サトノアーサー、プリモシーンなどがいる。ディープインパクト×母父デインヒルの馬はフィエロ、サトノアレス、サトノフェラーリなどがいる。いずれも芝1,800mあたりで凡走するようになり、芝1,400mあたりを走らせたところ好走したケースが多い。

 ミッキーアイル産駒で活躍中の馬にはメイケイエールがいるが、デインヒルのクロス持ちが影響し気性がかなり不安定な馬になっている。2021年小倉2歳ステークスを制したナムラクレアは母父Storm Catでディープインパクト×Storm Catのキズナニックスだし、参考にはしにくい。スリーパーダはシングスピールの子どもで牝系が優秀過ぎて参考にならない。ミッキーアイル産駒は勝ち鞍が芝1,200m,芝1,400mが圧倒的に多い。ダートでも1,000mとかトリッキーなコースに適性がある。ダノンプレミアムはIntikhabに含まれるRoberto、またCrafty Prospectorに含まれるIn Reality2つの特徴をうまく出してくれると思う。現役時代も良馬場でももちろん好成績は収めているが、稍重の方がパフォーマンスが高かった印象がある。スピードの持続力が高いタイプで、産駒はダートの中距離、芝のマイルまでに出る可能性が高い。

 産駒の募集は数年後だが今から楽しみである。

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